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| ●キリムとは? キリムは、トルコ語で羊の毛を平織りの使ったラグのことをさします。 中央アジア、西アジア、アフリカなどで織られてきた、民族色の濃い毛織物です。 各国、地域、村々により、特徴は様々で、そのオリジナリティ溢れるデザインや色使いは、コレクター達の心を捉えてならないものです。中でも、トルコは大変素晴らしいキリムの産地として栄え、今でもトルコのイスタンブールは、世界一のキリムの市場とされています。 トルコや近隣諸国では、キリムは床用やお祈り用、カバー、ソフラという食事の時に下に敷くもの、カーテンのような間切り、チュワルなどは収納袋、他にも、鞍袋や、塩を入れる袋、ゆりかごなど、生活の至るところで大事にされてきたものです。 イスラム教徒のお宅では、お客様を一番良いキリムを敷き詰めたサロンにお招きしていました。 また、若い女性にとっては、キリムはとても大切なもので、幼い頃から母親や、家族の女性達から織り方を教わりました。良いキリムを織ることの出来る娘さん=良いお嫁さんという考え方があり、彼女達にとっても、それは良い結婚を意味したからです。 そして、キリムは結婚の持参品としても重要で、織り子さんは、自身の結婚への気持ちを込めて織り上げます。もちろん、親類の結婚へのプレゼントして織られることもありました。 それらのキリムには、様々な模様が織り込まれていますが、地域や家族によって伝統的な模様もありますし、トルコ全土で共通する模様もあります。数え切れないほどの模様が存在します。 キリムは女性だけが織るもので、一族の誇り、プライド、母としての義務、愛情、家族に伝わる伝統的な模様や家紋、信仰への心、幸福や、大地の実り・豊穣、お守り、そして、未来の結婚への期待などが表現されてきました。一枚のキリムに託された願いは、模様で見てとることが出来ます。 ※くわしくはSYMBOLISMをご参照下さい。 女性達にとって、キリムは彼女達の誇りを表すものでもありました。ですので、文字もない時代から、母親から娘へと、長くこの文化は伝わってきたのです。 |
| ●キリムの産地 |
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| *カイセリ…現在でも最も多く、輸出用のNEWキリムが織られている産地です。 *コンヤ…古くからキリムの産地として栄え、上質のキリムを数多く生んできました。素朴な織りで、どちらかというと、がしっとした風合いです。 *ウシャック…絨毯、キリムと昔からのキリムの産地です。上質な目の詰まったしっかりしたキリムが特徴。流れるようなデザインや、細かなものが得意です。 *フェティエ…明るい日差しを表すかのように、キリムも暖色系の色合いが目立ちます。オールドキリムなどはとても素敵です。 *アダナ…こちらも、明るい色合いが特徴的です。 *マラティヤ…東アナトリアに近づくにつれ、キリムの雰囲気・色合いもも荘厳なものに変化していきます。マラティアもその一つで、ダークな色合いのコンビネーションが秀逸な、オールドが多くあります。 *エルズルム…細かで、しっかりとした織り、ミフラープの宗教的特長のオールドなど、コレクターにも人気がありますが、近年では出尽くした感があり、大変貴重なものとなっています。 *ワン…クルド系のキリムで、ボルドー・ネイビーなどの色合いを好み、織りもがっしりとした重みのあるキリムが特徴です。 *シャルキョイ…トルコのヨーロッパ側にあるシャルキョイを指すのではなく、ヨーロッパ側からのキリムを一般的に指します。ブルガリア、ルーマニア、マケドニアなどに移り住んだトルコ系移民によって織られたキリムです。その風合いはトルコのものとは一風違い、大変細かな出来栄えです。 ※この他にも、様々な地域、村々でキリムは織られてきました。今では、もう織られていない幻の産地もございます。こうしたことから、オールドキリムの希少性は年々高まってきております。 |
| ●キリムの取り扱い方 キリムはウールを使用しています。 ですので、通気性に優れ、冬は暖かく、夏場も快適にお使いいただけます。 普段のお手入れとしては、埃などは掃除機で軽く吸い取る程度で結構です。ペットの毛などの付着は、ガムテープやロール式のコロコロなどで取っていただくのが好ましいと思います。 時々、陰干し、もしくは短時間日光に当てて干して、休ませてあげてくださいね。その際には、埃を落とすために表面を叩かないで下さい。強く叩きすぎると縦糸が弱ることもあります。 お洗濯は、キリムによっては色がでますので、初めてのお洗濯はクリーニング店にお出しすることをお勧めします。ご自身で洗われる場合は、色が出ないかどうか、濡らした布などを当てて試してみてください。新しいキリムでは、カイセリキリムなどに使われている赤い色が滲みやすいです。 当店で取り扱っているキリムは、カイセリキリムのように酷く色はにじみませんので、ご安心下さい。 浴槽に水を張りその中につけて洗ってください。 汚れが目立つ場合は、石鹸水をご使用し、汚れが目立つ部分を軽く洗ってください。※洗濯洗剤のご使用は、色落ちの原因ともなりますのでご遠慮下さい。 たいした汚れでない場合は、ウール用の専用洗剤をお使いすることをお勧めいたします。 ※お湯は色落ちの原因になりますので、一切使わず水をお使い下さい。 しばらくつけますと汚れが出てきますので、その後、水を沢山使って十分すすいでください。 後は、しっかり脱水して、場所があれば日光の当たる場所に敷いて干してください。もしくは、物干しなどに干す場合は、十分に脱水をされてから干してください。 オールドキリムのお洗濯は、頻繁にされることはお勧めいたしません。 汚れの気になる場合は、ウール用洗剤か、ベビー用シャンプーをお使い下さい。 匂いが気になる場合は、日光の良くあたる場所でしばらく干していただくと、気にならなくなります。 市販の除菌・殺菌・匂い消しなどのスプレーを使用した場合は、その後もしっかり日光に当てて乾かしてください。天候や、湿気により、ウールの持つ匂いが強くなることがございます。 キリムは、乾燥したトルコの大地で生まれたものです。 十分な湿気対策、時々干してあげることをお勧めいたします。 |
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