![]() TOP > イズニック > イズニック&製作工房 NO.3 2004年8月後半、イズニック財団の工房にイズニックへ行ってきました。 製作現場をこの目で見て、過程を知り、製作者の方々とお話をするためです。 NO.3は、イズニックの町と博物館をご紹介します。 |
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イズニックで、最も有名な場所と言えば、やはりここでしょう。 イェシル・ジャミィ(モスク)です。美しいターコイズ色のイズニ ックタイルが全面に張られたミナーレが、美しく建っています。 損傷のあった一部のタイルや、盗まれたタイルの場所には、 残念ながら、後にキュタフヤの陶器が貼られています。 ※その当時はまだイズニック財団は存在しませんでした。 このモスクは、1378年に当時の宰相チャンダルル・カラ・ハリル ・ハイレッティン・パシャのために建てられたそうです。 緑溢れる公園の中心に建つその姿は、本当に美しいです。 |
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こちらは、ニリュフェル・ハトゥン・イマレティ博物館。 現在は文字通り、博物館ですが、1388年にムラット1世が 母親の為のゲストハウスとして作ったものです。 近年、博物館として使用されていますが、その昔は、貧しい 人たちに食べ物を配るイマレティとして使われていました。 ですので、その当時の名前も博物館に付けられています。 博物館の庭には、ローマ、ビザンティン時代の遺跡が飾れて います。この都市は、紀元前74年にローマの属州になり、そ の後首都になったいきさつがあるため。大変多くの出土品が あります。 |
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| さて、博物館の中です。観光客もいず、館内はガランとしていました。イズニックは過去は栄えましたが、現在は目立った産業 もなく観光客もあまり来ませんので、仕方ないことなのかもしれません。展示のされかたもなんだか、適当で^_^;;地方博物館だ なぁ…という雰囲気です。ここで展示されているイズニックは、それ程多くなく、過去のイズニックの殆どは、海外に持ち出されて しまいました。美しいモスクを飾るタイルなども盗まれ、海外で売買されることがあるそうです。この博物館だけでは、残念ながら 当時のイズニックの美しさを感じることは出来ませんが、各地に残されているモスクにも美しいイズニックは残っています。 当時を代表する、最も美しいタイルたちは、イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム内、そして、リュシュテムパシャ・ジャミィで見る ことが出来ます。 画像左・6枚組みのパネル。実際はもっと大きかったことと思いますが、現存しているのはこれだけです。HATAIの花の模様が、 優美に流れるように配されています。右は、チンテマーニ模様。三つの玉はブッダの象徴。中央アジアから、西アジアに伝わり、歴 代のスルタンの大変愛されてきた特別な模様です。 |
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| 今回から、ご紹介する大皿たちの原型もこうして展示されています。15世紀〜16世紀にもっとも多く作れたものです。 イズニックの製品の唯一の顧客はスルタンでした。スルタンが他の国に貢物として差し上げたり、宮殿を飾ったり、モスク を建設する度に多くのタイルをイズニックに作らせました。イズニックの色彩は、タイルにクォーツを含み、その製造過程も 複雑なことから、大変美しい色彩を放ちます。半永久的に、その色彩は、失われることがありません。当然のことながら、 現在イズニック財団で制作されているタイル・陶磁器も半永久的にその美しさを保ちます。 |
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| 画像右、なんだ土器のようなものがみえますが、これは、400年前まで使われていた、窯の中でタイルや陶磁器を支える足でした。 下の画像をご覧下さい。焼けれている間にぶつかり合って割れないように、こうしたもので上手く支えていたんですね。 イズニックの町の中心には、発掘された昔の窯跡が残っています。2段下の画像がその写真です。 |
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| イズニックタイル・陶磁器と半々で展示されているのが、ローマ・ビザンティンの遺跡です。画像右の石棺などは素晴らしいですね。 地方都市で、これだけの出土品や遺跡が残っているのは大変稀なのだそうです。もっと、沢山の展示品を見たい方は、トプカプ宮 殿に入る第一門をくぐり左にある国立考古学博物館で多くを目にすることが出来ます。オスマントルコ帝国として有名なトルコでは ありますが、この地がいかに地中海の歴史に深く関わってきたか、肌で感じることが出来ると思います。 |
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このミナーレは、現在は修復中。作られたのはかなり古そう ですが、年代などはっきりしたことはわかりません。 等間隔にイズニックタイルが張られていますが、下の方は、盗 まれてしまってないのだそうです。 今でも、時々、どこそこのモスクのイズニックタイルが盗まれた! とかTVのニュースで聞くことがあります。それだけ古いイズニック の希少価値は高く、取引されているのだそうです。 現在では、イズニック財団が過去の技術を復活させてイズニッ クタイル・陶磁器を制作していますが、過去のイズニックに負け ない位の美しさです。もっともっとたくさんの方に、この美しさを知 っていただきたいと思っています。当然のことながら、イズニック財 団も後進の指導にも力をいれ、トルコの陶磁器を担う若者の育 成に励んでいます。イズニックが復活し、まだ10年あまりです。 今後更に、素晴らしい作品を皆様にご紹介したいと思っていま す。 |
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■イズニック&製作工房 NO.1 ■イズニック&製作工房 NO.2 |
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